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小児科専門医試験対策で使える書籍・ウェブサイト

小児科専門医試験は範囲が広く、これだけ持っておけばOK!ということはありません。

今回は小児科専門医試験対策におすすめの書籍をご紹介します。

目次

小児内科 増刊号 病態生理

私が一番使用していた教科書はこちら。

これをほぼ辞書のように使用して、過去問の答えを調べていました。

小児科医が遭遇する疾患はほぼすべて網羅されており、これを調べれば大体の答えがわかる。

3冊に分かれており、本も大きい。持ち運びは現実的ではない。
高価(1冊12,000円)。

上記の通り、重いので持ち運びができません。

私はすべてPDF化してiPadで閲覧していました。

小児科診療 2023年 Vol.86 春増刊号

商業誌続きですが、小児科診療の増刊号です。

こちらは小児科専門医試験の勉強で使ったというより、現在私が運営に携わっている「小児科専門医勉強会」の解説に使用しています。

小児内科の病態生理ほどではないが、小児科で扱う疾患を網羅している。
1冊なので病態生理より安価(13,750円)。
M2 PLUS、医書.jpで購入可。

小児内科の病態生理より情報量が少なく、扱っていない疾患もある。

なんといってもM2 PLUS、医書.jpで最初から電子書籍で購入できるメリットは大きいです。

持ち運びが便利なだけでなく、紙の書籍をPDF化した場合より正確な検索が行えるのも大きい。

病気がみえる 小児科

こちらも最近購入しました。

イラスト満載で情報量も十分。
疾患ごとの情報だけでなく、小児の成長、発達など、小児科の教科書にしか記載されていないこともわかりやすく記載されている。
mediLink(メディックメディアのアプリ)で電子書籍として購入可。

各疾患は小児内科や小児科診療、病気がみえるの臓器別の方が詳しい。
M2 PLUSや医書.jpとは別にアプリ、アカウントを用意する必要がある。

学生時代から使い慣れている病気がみえる。

電子書籍はアプリやアカウントがM2 PLUSなどとは別に用意する必要があるのが欠点ですね。

小児科向けサイト グロースリング

小児科向けサイトです。

小児医療は、子どもであればどんな疾患でも診る、患者さんの家族とも深く向き合う必要がある、子どもが成人してからも診つづけることがあるという、他科とは違う難しさに苦労されている先生も多いのではないでしょうか。

「GrowthRing」は、子どもたちの健やかな成長のために、小児医療に関わられている先生方の知恵を集約し、少しでも小児医療の発展に貢献したいという思いから立ち上げた会員制Webサイトです。

https://growthring.healthcare

こちらのサイトに登録すると、メディカルオンラインに掲載されている小児科関連の文献を無料で1ヶ月に30記事まで閲覧、ダウンロードできます。

メディカルオンラインには小児科系の商業誌(小児内科や小児科診療など)があり、記事ごとに閲覧することができます。

月毎の閲覧数に制限はありますが、登録は無料で、非常に使い勝手の良いサービスです。ぜひご活用ください。

グロースリング

ググる!

書籍ではないですが、こちらも紹介しておきます。

勉強内容をググるなんてけしからん!と怒る人もいるかもしれませんが、小児科専門医試験対策には必須です。

人口動態統計

近年、出題されなくなっているようですが、過去問では必ず数問出題されていました。

厚生労働省のホームページで閲覧可能です。

厚生労働省 人口動態調査

日本小児科学会が出している提言

小児科専門医試験は日本小児科学会によって行われています。

そのため、学会がweb上に公開している資料から出題されているケースが少なくありません。

学会から専門医には知っておいてほしい、というメッセージだと思っています。

MRI検査時の鎮静に関する共同提言

車での安全な移動について―子どもの場合

ロタウイルスワクチン定期接種化に関する Q&A(医療機関対象)

小児に対するワクチンの筋肉内接種法について

Google検索をうまく扱えるのは医師として必須科目とも言えるでしょう。

ぜひ、わからないことはググってみてください。

ネット上で手に入るガイドライン等

ネット上で手に入るガイドライン等も多いです。

読めるものは読んでおきましょう。

しかし、ガイドラインは読み込むとなると結構大変です。試験対策としては過去問に出題されているところを中心に読むことをおすすめします。

Minds ガイドラインライブラリ

上記サイトが無料で手に入るガイドラインを網羅しており、有用です。

予防接種従事者の方へ

上記ページにある「予防接種Q&A」も無料で読むことができます。

私は臨床でもよく見るのでPDFをダウンロードしてオフラインでいつでも見られるようにしています。

まとめ

おすすめ書籍:小児内科病態生理、小児科診療 Vol.86 春増刊号、病気がみえる小児科
おすすめサイト:グロースリング
Google検索も忘れずに!

勉強法は人それぞれですが、私は上記の書籍を使って勉強していました(今も使っています)。

オープンチャットで行っている過去問解説シリーズも基本的には上記を使用しています。

もしよければ参考にしてみてください。

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