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核黄疸

新生児期にヘモグロビンはヘモグロビンFからヘモグロビンAに置き換わります。その時に高ビリルビン血症となり、発症しうる核黄疸。本記事では核黄疸について解説します。

目次

核黄疸の病期

Praaghの核黄疸の症状

Ⅰ期(発症時):筋トーヌスの低下、嗜眠傾向、哺乳力の低下など非特異的症状を認める。

Ⅱ期(第Ⅰ期後1〜2週間):核黄疸に特有な後弓反張、四肢硬直、落陽現象を認める。通常、死亡はこの時期に起きることが多い

Ⅲ期(第Ⅱ期後1〜2ヶ月):第Ⅱ期に認めた四肢硬直は次第に減弱または消失し、外見上は無症状に見える時期。

Ⅳ期(生後2ヶ月以降):永続的後遺症として、錐体外路症状、乳歯形成異常、難聴などが次第に明らかとなる。

練習問題

核黄疸の初期症状を2つ選べ。

a. 難聴
b. 嗜眠傾向
c. 落陽現象
d. 乳歯形成異常
e. 哺乳力低下

答え:b, e

参考文献

  1. 日下隆. 新生児高ビリルビン血症. 小児内科. 2015, 47, suppl, 141-146.
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